四方山話ある親方の呟き
四方山話ある親方の呟き
拾九話
昨今の大相撲ブームは世界でも大人気です。
単に格闘技やスポーツではなく丁髷に着物を着て、団体生活の中で侍時代の風景をそのまま残してるのは文化はOSUMOしかありません。
まだまだ海外旅行なんて言葉がない時代に『外遊』と呼ばれ国を代表して行く先々で大歓迎だったそうです。
現在は年6場所の本場所と春夏秋冬の巡業があるので、2月か6月しかいけません。
さてその海外相撲にも大相撲ならではの面白い?ルールがあるので少しご紹介しましょう。
まず一番大切な事は『公演』と『巡業』に分けられます。
公演とは、公の機関からの招聘により団長は理事長
他の理事も帯同し国交親善に寄与するいわば外交団的なイメージです。
巡業は勧進元がいて団長は巡業部長で理事はなし
興行をして収益を上げる通常イベントですね。
両者は格が違いますからかかる費用も莫大です。
120人近くが現地に一週間滞在します。
現在は役員待遇以上横綱大関はファーストクラスにスイートルーム
対象者は幕内力士に限ります。
飛行機は2便に別れ
横綱2名なら1名ずつなど全て均等に別れます。
これは万が一事故が起こった時に大相撲が失くならないようにするためです。
海外で一番気になるのは食事です。
2.3日は現地の食事も気になりませんが、体が資本の力士は直ぐに日本食は恋しくなります。
先発親方はあの手この手で料理屋さんを探し日本米の夜食のお弁当を必ず準備しますし、
朝のバイキングにも納豆や海苔等を置いてもらえるよう気を使います。
早起きして厨房に入り、豚汁を作って出すとみんな喜んで親方も得意満面です。
日本にいると何かと見られがちですが海外だと気分も開放的になりリラックスにもなりますし異国情緒は刺激にもなります。
それも勝負師にとっては大切な事です。
長いコロナ禍が明け、ロンドン、パリ、バンコクと開催も決定し次のオファーもつきません。
それも大相撲の価値があってこそですね。








